大宜味村の風物詩、オクラレルカ開花


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畑一面に広がるオクラレルカを笑顔で見詰める夫婦=2日、大宜味村喜如嘉

 【大宜味】大宜味村喜如嘉の田んぼ一面にオクラレルカ(別名アイリス)の花が咲き始めている。オクラレルカの開花は、喜如嘉にとって毎年4月の風物詩となっている。平日だった2日にも多くの人が訪れ、花畑の中に入り、紫色に彩られた花畑を楽しんでいた。

 沖縄市から夫婦で訪れた新里正子さん(65)は、毎年、オクラレルカの開花を楽しみにしている。「やんばるの自然は美しく、退職後は夫婦でドライブしながら、自然を楽しんでいる。この素晴らしいオクラレルカは外せない」と笑顔で語った。他にも、デイケアのお年寄りや恋人らが訪れ、記念写真を撮ったり、花の香りをかいだりして、満喫していた。
 栽培している山城克子さん(65)によると、一番の見頃は5日からの第2週の期間だが、今月いっぱいは楽しめるという。5本100円で切り花も販売している。花瓶に生ければ、2週間ほどは持つという。