離島ケータイ奨学金 沖縄セルラー、高校進学32人無料に


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与那国島から本島の高校に進学を決めた交付決定者(中央)

 沖縄セルラー電話(那覇市、北川洋社長)はこのほど、地元を離れて高校に進学する生徒らの携帯電話の通話料などを支援する「離島ケータイ奨学金」制度で、32人の交付を決定した。

同制度による交付者決定は、今回が初めて。2016年度の募集は、秋ごろを予定している。
 伊江村や渡嘉敷島、南城市など15市町村27中学校に在籍する高校進学者が対象。書類選考で選ばれた32人には、スマートフォン端末の無料提供、高校在学中の通話とインターネットなどの通信料金が3年間無料になる。採択者の自宅には携帯カタログが郵送され、好きな端末を選ぶことができる。
 「離島ケータイ奨学金」制度は、親元を離れて進学する生徒らの学業と生活の両立を支援する。