伝統野菜の消費拡大を 4月8日「島ヤサイの日」 糸満でイベント


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カンダバーやフーチバーなどの苗を掲げ、島野菜をPRする子どもたち=8日、糸満市のファーマーズマーケットいとまん「うまんちゅ広場」

 JAおきなわ(砂川博紀理事長)は8日午前、糸満市のファーマーズマーケットいとまん「うまんちゅ市場」で「島ヤサイの日」制定セレモニーを開いた。ゴーヤーやカンダバーなど沖縄の伝統野菜の消費と生産の拡大を図る目的で、4月8日を「島ヤサイの日」とすることを宣言した。

 会場では島野菜を使った料理が振る舞われたほか、島野菜販売コーナーの設置、料理レシピや種苗の無料配布を行った。
 県農林水産部は沖縄で伝統的に食されてきた地域固有の野菜として、島ラッキョウ、シマナー(カラシナ)、サクナ(長命草)、ウンチェー(エンサイ)など?品目を島野菜として指定している。セレモニーで砂川理事長は「島野菜は古くから県民に親しまれてきた。伝統的な食文化の継承に貢献したい」と消費拡大に意欲をみせた。【琉球新報電子版】