沖縄物産企業連合(羽地朝昭社長)は7日、沖縄産の塩約12トンを台湾向けに那覇港から航路出荷した。これまでも県産塩の台湾への輸出はあったが、業務用単位でコンテナを使って輸出するのは初めて。
同社は3月下旬に台湾の冷凍食品メーカーと取引契約を結び、青い海(糸満市)が製造する「シママース」を年間で約50トン輸出することになった。
輸出した塩は冷凍枝豆の調味料に使われ、沖縄産の塩を使った付加価値の高い商品としてスーパーで販売されるという。
沖縄物産企業連合海外・商品企画部の平良樹課長は「沖縄産の塩はミネラル豊富ということで、台湾ではブランドとして人気がある。今後も需要は高まっていく。シンガポールや香港など、東南アジアを中心に販路を拡大してきたい」と意欲を示した。