児童のアイデアお菓子に 北丘小5人で考案、商品化


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自分たちのアイデアが採用されたのを喜ぶ(左から)赤嶺瑠奈さん、安里秀悟君、宮城和子さん=9日、南風原町兼城の「美ら卵養鶏場」

 【南風原】南風原町立北丘小学校(濱元朝純校長)の児童が考案したスイーツが、同町兼城にあるケーキの店「美ら卵養鶏場」で4月から販売され、好評を得ている。

同校6年生(現中学1年生)は昨年9月からことし3月までキャリア学習の一環として、町内企業の会社見学などをしながら企業の要望に応えるアイデアをグループごとに考えた。
 スイーツとして採用されたのは卵形の焼き菓子をチョコで包んだ商品「エッグ・ピヨ・コッケー」。赤嶺瑠奈さん、安里秀悟君、宮城和子さん、伊佐真輝君、長嶺玲遠君の5人が企画とデザインを担当した。卵からヒヨコが生まれ、ニワトリに成長する過程を商品名に込めた。
 大人も子どもも楽しめるようにと、大人はビターチョコ味、子どもはホワイトチョコ味を用意している。同店の知名伸一さんは「売り切れるほど好評だ。子どもたちの発想のすごさに驚いている」と話した。
 宮城さんは「店に商品が並んでいるのを見て、自分たちのアイデアが採用されたんだと実感が湧いた」と喜んだ。商品はセットが税込み430円、個別売りでホワイトチョコ140円、ビターチョコ160円。