知事、李首相きょう面談 訪中団、貿易拡大へ協力要請


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 中国・北京を訪れている翁長雄志知事は13日午後、日本国際貿易促進協会(会長・河野洋平元衆院議長)の訪中団の一行と共に、中国の経済・貿易を管轄する商務部を訪ね、同部の高燕副部長にあいさつした。

訪中団は14日には中国共産党ナンバー2の李克強首相と面談する見通し。翁長知事は琉球王朝時代からの中国との交流の歴史を踏まえた上で、貿易拡大に向けた協力などを働き掛ける考えだ。
 訪中団は約70人規模。県アジア経済戦略構想策定委員会から富川盛武会長ら5人も参加している。この日は日本大使館で木寺昌人大使が出席して昼食会も開かれ、泡盛が振る舞われた。
 翁長知事は同日午前には、琉球王朝時代の外交文書などが保存されている中国第一歴史档案館を視察。呉紅副館長と面談し、県の「歴代宝案」編集事業への協力に感謝した。