GW、県内旅行社の予約好調 離島に人気


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
観光客らでにぎわう国際通り=17日、那覇市

 大型連休「ゴールデンウイーク」(GW、4月29日~5月6日)の期間中、県内旅行会社などの予約が好調に推移している。円安などの影響で国内客が海外旅行を手控え、国内旅行へシフトする傾向にあるようだ。

沖縄本島だけではなく、石垣島や1月に伊良部大橋が開通した宮古島も人気を集めている。一方、海外旅行はアジアを中心とした観光が目立つ。
 JTB沖縄(那覇市)の取扱数(4月29日~5月5日)は43・6%増で、東京方面からの観光客が最も多いという。増加について同社は「円安で(国内客が)海外旅行を手控えて、海外リゾート地に類似する沖縄へシフトしている」と分析する。
 沖縄ツーリスト(同)の国内客の取扱数は前年同期比2%増で、石垣島への送客数が大幅増となり全体を押し上げたという。県内から他府県への旅行は前年並みだが、海外旅行は60%増となり、台湾やシンガポール旅行が人気だという。
 ジャンボツアーズ(同)は県外客の取り扱いや、県内客の本土への旅行、海外旅行がそれぞれ約20%増だった。うち海外旅行はほとんど台湾や香港などアジアに集中しているという。
 近畿日本ツーリスト沖縄(同)の取り扱いは18%増で、同社の企画商品を利用するのはほぼ個人客だという。
 日本旅行沖縄(同)はGW(4月26日~5月6日)期間中、国内客の取り扱いが23・3%増となった。