宮古入域、最多43万人 チャーター便増が奏功


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 【宮古島】2014年度に宮古島を訪れた入域観光客数は前年比7・53%(3万159人)増の43万550人と過去最高を更新したことが、市観光課のまとめで分かった。

市はプロモーション活動などを通して宮古島ブランドの知名度が上がったほか、県外や韓国からのチャーター便運航、伊良部大橋開通などが奏功したと分析している。
 14年度の入域観光客は12月以外の全ての月で前年度を上回った。前年度から10%以上増えた月が5カ月あった。プロ野球オリックスの一軍キャンプ撤退により、選手やファンら来島客の減少が懸念された2月も3・15%(1130人)増えるなど、堅調ぶりを見せた。
 背景として12月から3月の間にフジドリームエアラインズ(FDA)がチャーター便を約50便運航。スカイマークや韓国アシアナ航空などもチャーター便を運航するなど、入域客を下支えした。
 市は15年度、観光客数45万人を目標に設定。4、5月のツアー客の予約状況も好調だという。
 ただ、スカイマークが3月末で宮古路線を運休し、提供座席数がこれまでより減少するなど、多客期を中心に輸送能力面で懸念材料もある。市は6月から全日本空輸が就航する関西便の定期化に向け、誘客活動を強化する方針だ。