農畜産物直売加工「羽地の駅」 来月15日オープン


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羽地地域の農畜産物を提供する「羽地の駅」=18日

 【名護】名護市羽地地域の農畜産物を広く提供する羽地地域直売加工施設「羽地の駅」の落成式と祝賀会が18日、同施設で開かれた。同地域の業者らで構成された羽地振興協同組合が指定管理者として運営する。グランドオープンは5月15日。

 同施設は鉄筋コンクリート2階建て。敷地面積は3485平方メートル、建物の延べ床面積は約791平方メートル。駐車場は33台収容可能。1階は、直売所を中心に2店舗が軒を並べるレストラン、海産物販売所、肉や卵を中心とした加工販売所が設けられている。2階は同組合事務所のほか、展望スペースが広がる。一括交付金を活用した総事業費は4億823万円。
 同地域では、2009年に試験事業として羽地特産物市場アウトレット羽地が開店。会員農家を募り、農畜産物を販売していた。新施設では事業規模を拡大するとともに会員も300農家に拡大。養鶏業が盛んな羽地地域の特色を生かし、新鮮な卵や鶏肉なども販売する。組合の新里隆理事長は「羽地地域ならではの農畜産物や特産品を幅広く提供する。多くの人に来てもらいたい」と呼び掛けた。