【アメリカ】早稲田大大学院・波照間さん 県の米イベントで司会


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レセプション終了後出演者と喜びを分かち合う波照間陽さん(左)=ワシントンDC

 2013年7月から沖縄県庁で研究員として勤めた波照間陽(しの)さんが3月末で県の研究員のキャリアを終了、昨年にワシントンDC内のレセプションで司会を担当した経験など訪米を通して多くを学んだと言い、「将来沖縄のために役立つ人間になりたい」と所信を表明した。

沖縄県の業務とは別にカリフォルニア州シリコンバレーでの研修やルース元駐日大使らとも面談したという。
 県が昨年9月4日にワシントンDCで文化イベントを開催し、波照間さんもヘルプとして県庁担当者一行(団長・高良倉吉前副知事)に同行した。波照間さんは、4月から早稲田大学大学院博士課程に戻り研究生活を続けているという。
 同イベントは日本大使館公邸を借りて、DCの役人や有識者、財界人を対象に、沖縄の文化(食文化、伝統芸能、工芸品など)を紹介するもので、波照間さんが司会を担当した。
 今回のイベントは、2016年秋にジョージ・ワシントン大学織物博物館で開かれる紅型展の紹介と親睦を兼ね、展示会の成功を期して開催されたプレイベントだ。沖縄食材を用いたすしや料理が用意され、琉球民謡・舞踊、空手、紅型織物の紹介などが主となった。
(当銘貞夫通信員)