エバー航空、那覇-台北増便 来月4日から週14便に


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記者団に那覇-台北便の増便について説明するエバー航空の林南陽副本部長(左)=20日、台北市内

 【台北=新垣和也】台湾航空大手のエバー航空は、現在1日1便の那覇-台北(桃園国際)便を5月4日から1日2便とし、合計週14便に増便する。20日、県が台湾航空会社の幹部らを招いて台北市内で開催した昼食会で、同航空客運本部営業部の林南陽副本部長が報告した。今後は台中など台湾のほかの都市からの那覇便就航も検討しているという。

 エバーは2014年6月に同路線を就航。好調な沖縄への観光を背景に夏季や連休などで搭乗率9割を維持。冬季も7割台だった。6月の就航開始からことし2月までの平均搭乗率は86%だった。今後、沖縄観光のリピーターのほか、沖縄から台湾への観光客の増加などを当て込み、増便を決めた。林副本部長は会合後、「沖縄の方々にもぜひ利用してもらい、台湾観光を楽しんでもらいたい」と話した。
 報告を受けた翁長雄志知事は「入域観光客数を増やそうにも便数が限られていれば厳しい面もあり、大変ありがたいことだ」と述べた。
 184席のエアバスA321を就航させている午前便に加え、152席のダグラスMD90を午後便で飛ばす。午後便の機材は8月ごろからA321に変更する予定。