沖縄観光客716万9900人 2年連続最高更新


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 沖縄県文化観光スポーツ部が21日に発表した2014年度の入域観光客数は、前年度比9・0%増の716万9900人で、2年連続で過去最高を更新した。

これまで最高だった13年度(658万300人)を約59万人上回った。内訳は国内客が3・9%増の618万3900人で初めて600万人台を突破し、海外客が57・2%増の98万6千人で、いずれも過去最高を記録した。
 円安に伴い海外より国内旅行が増加したことや海外客の需要の拡大、海外航空路線の拡充、クルーズ船の寄港回数増などが増加の要因。県が掲げている14年度の「ビジットおきなわ計画」での年間入域観光客数690万人(うち海外客80万人)の目標値を達成した。
 国内観光客は13年度に開港した新石垣空港の効果が昨年度と比べて顕著ではないが、各航空会社の沖縄関係路線の増便などが全体を押し上げた。内訳は東京方面が2・6%増の304万6100人、関西方面が6・7%増の126万2100人、福岡が3・9%増の74万1900人、名古屋が1・6%増の48万7千人。
 国・地域別では台湾が42・5%増の36万2200人で、初の30万人台を超えた。韓国が94・8%増の19万1700人、香港が48・8%増の13万7500人、中国本土が88・6%増の12万9600人だった。
 一方、3月の入域観光客数は前年同月比4・6%増の65万9千人。内訳は国内客が0・3%減の58万人で、スカイマークの一部運休により17カ月ぶりに減少に転じた。海外客が62・2%増の7万9千人だった。