仕事後に学び直し 琉大、那覇で社会人向け講座


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「サテライト・イブニング・カレッジ」の看板を除幕する大城肇学長(左から2人目)ら大学関係者=16日、那覇市小禄の沖縄産業支援センター

 琉球大学(西原町、大城肇学長)は16日、那覇市の沖縄産業支援センター内に社会人向け講座「サテライト・イブニング・カレッジ」を開講した。7月末までの前期日程に41人の社会人が申し込んでいる。

初日の16日は「人的資源管理論」、「財務管理論基礎」の講義が開かれた。
 サテライト・イブニング・カレッジは、2013年度に文部科学省に採択された「地(知)の拠点整備事業」の一環。大学の地域貢献の側面も意識し、社会人が終業後に通えるようにさまざまな工夫を凝らした。 多くの企業が立地する那覇市内に教室を設け、講義は毎週木、金曜の午後6時から9時10分と土曜の午後に開設した。提供科目も、観光産業科学部産業経営学科の牛窪潔教授が、県内企業を対象に必要な科目のニーズ調査を踏まえ決定。組織運営や企画立案、財務管理などより実践に結び付く講座を提供する。
 前期・後期を通し同一科目で4単位取得した受講者には、修了証を授与する。琉大の観光産業科学部の夜間主学生の一部も受講している。開講式で大城学長は「社会人には、学び直しの場として活用してもらい、学部生には、社会人との交流を通して多角的・多元的な分析力を養うことを期待している」とあいさつした。