TPP首席会合が終了 交渉進展は限定的


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 【ワシントン共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加する12カ国の首席交渉官による会合は26日、4日間の日程を終えた。TPP交渉の妥結に欠かせないとされる米国の「貿易促進権限(TPA)法案」が成立していないため、交渉の進展は限定的だった。

 会合は米首都ワシントン近郊の会議場で23日に始まり、関税や知的財産などの難航分野を中心に協議した。鶴岡公二首席交渉官は、甘利明TPP担当相が19~21日にフロマン米通商代表と協議し、日米間の溝が狭まったことを説明した。
 TPA法案は米議会の上下両院の委員会を通過し、近く両院の本会議で審議が始まる。
(共同通信)