琉球新報社 ことしも夏の風物詩、沖縄祭りがやって来た。ペルーの夏は例年になく暑く、真夏の日差しがさんさんと照り付ける中、リマ市郊外の県人会運動場は大勢の祭り客でにぎわった。
毎年恒例の市町村対抗スポーツ大会の開会式は、各市町村代表の入場行進で幕開けした。昨年優勝チームの北中城村からの優勝旗とトロフィー返還などでセレモニーは終了。
その後、祭り会場の周りには各市町村のスタンドが設けられ、ペルー料理、琉球料理などが販売された。昼どきと相まって、スタンドはどこも客でごった返した。
別会場の会館大ホールでは、ことし初めて取り入れた書道教室やペルー裏千家の茶の湯のデモンストレーション、着物ショーが披露された。
舞台では、琉球古典舞踊、民謡、カラオケ、琉球國祭り太鼓の演舞が披露された。エイサーと歌・三線の指導・普及で遠路はるばる沖縄市からペルーを訪れている玉城ひできさんと比屋根まなさんも祭りに特別出演し、祭り会場は大きな拍手に包まれた。
（赤嶺光弘通信員）
