プロバスケットボールTKbjリーグの琉球ゴールデンキングスは27日、チームの活動拠点となるホームタウンを沖縄市にすると発表した。
同市役所で行われた記者会見には桑江朝千夫沖縄市長やキングスの木村達郎社長、並里成と山内盛久が参加した。木村社長は「沖縄市を拠点にして今まで通り全県のチームとして沖縄を盛り上げる」と決意を述べた。
桑江市長は「キングスの試合を見るために多くのファンが足を運び、地域がにぎわう」とホームタウンの決定を喜んだ。コザ運動公園内に1万人収容規模のアリーナを建設する計画も進めており、「ここでキングスが日本一になれるように熱い思いで応援しよう」と呼び掛けた。アリーナは2019年度の完成を目指しているという。
木村社長は交通アクセスの利便性などから沖縄市をホームタウンに決めたことを説明する。現在は1試合平均で約3千人の集客を1万人まで増やす構想を描き「大きな夢を共有して沖縄を発展させるエネルギーにしたい」と力を込めた。
男子バスケットボールのTKbjリーグとナショナルリーグ(NBL)を統合して来年10月にスタートする新リーグでは、ホームタウンの決定や地方自治体の支援などが参加要件となっている。キングスは今月3日に新リーグに参加の申請を済ませている。