沖電、副社長に本永、島袋氏 50代前半の2人抜てき


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 沖縄電力(大嶺満社長)は30日の取締役会で、代表権を持つ副社長に取締役総務部長の本永浩之氏(51)、取締役離島カンパニー離島事業部長の島袋清人氏(51)が昇格する人事を内定した。

常務には、取締役企画本部企画部長の仲里武思氏(53)、取締役経理部長の恩川英樹氏(53)が昇格する。任期は2年。6月26日の株主総会後の取締役会で正式に決定する。
 代表権を持つ大嶺満社長(59)、石嶺伝一郎会長(66)は再任。新たな取締役に、IT推進本部理事の宮里学氏(57)、お客さま本部理事配電部長の仲宗根斉氏(52)が昇格する。社外取締役は再任の小禄邦男氏(79)に加え、沖縄セルラー電話社長の北川洋氏(65)、全日本空輸専務の岡田晃氏(59)が新たに就任する。
 50代前半の2人を副社長に抜てきする人事について大嶺社長は「来年4月の電力小売りの全面自由化を控える中、直面する課題に柔軟、迅速に対応できるよう先を見据えての人事となった」と述べた。社外取締役の起用については「スマートメーターへの対応など通信分野の課題があり、北川氏は知見を与えてもらえる。岡田氏は全日空の貨物ハブはじめ、当社にない知見がある」と説明した。
 代表取締役副社長の池宮力氏(58)と知念克明氏(57)は退任し、池宮氏は沖縄プラント工業社長、知念氏は沖電開発社長に就任する予定。常務取締役の玉城直氏(61)は沖縄エネテック社長、山城克己氏(56)は沖縄電力の常任監査役に就く予定。