3月の消費支出10・6%減 下げ幅最大、震災時上回る


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 総務省が1日発表した3月の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は31万7579円で、物価変動を除いた実質で前年同月比10・6%減となった。下げ幅は東日本大震災が起きた2011年3月(8・2%減)を上回り、比較可能な01年1月以降で最大を記録した。

 昨年3月に消費税増税前の駆け込み需要で消費支出が急増した反動で、落ち込みが大きくなった。増税以降、消費支出は12カ月連続のマイナスで、景気回復のカギを握る消費は依然として低迷している。
 自営業などを除いたサラリーマン世帯の消費支出も11・0%減の35万1974円と12カ月連続で減少した。
(共同通信)