企業の夏のボーナス2%前後増 民間予測、2年連続プラス


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 民間企業の2015年夏のボーナスは2年連続の増加になるとの予測を民間シンクタンクが相次いで公表した。各シンクタンクとも1人当たりの支給額が前年比2%前後の増加になるとみており、5社の予測平均は1・94%増の約37万7千円。14年夏の2・7%増よりは鈍化するが、企業収益の改善が続いていることや、政府の賃上げ要請が後押しとなっている。

 ただ、支給額自体は40万円を超えていたリーマン・ショック前の水準を回復していない。大企業と中小企業の格差を指摘する声もあり、景気回復の広がりに課題も残る。
 厚生労働省が発表する毎月勤労統計調査に基づき推計した。
(共同通信)