【ワシントンDC】指導に沖縄の若者 エイサーで島袋さんら


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桜祭りで現地エイサーグループを指導した今帰仁いまじん太鼓のメンバー=4月2日、ワシントンDC

 ワシントンDC桜祭りでは三つのエイサーグループがパレードで練り歩き、特設ステージで熱演した。エイサーは米国でも人気の芸能で、着実に根が広がっている。沖縄から指導に訪れた生徒らも桜祭りに参加し、外国人に芸能を教えることの難しさと楽しさを感じていたようだった。

 メリーランド州を拠点に活躍するチン・ハマヤ琉球太鼓グループでは、5歳から85歳までがエイサーを学んでいるという。
 さらにあなぐまエイサーというウィスコンシン大学のグループは、異文化理解の育成に力点を置く。同グループを支援するのがウィスコンシン沖縄太鼓ドラマーで、ウィスコンシン州マディソンにあるウエスト・ハイスクールの生徒らで構成される。2005年から毎年ワシントンの桜祭りに出演し、その時期になると今帰仁いまじん太鼓のメンバーたちがマディソンを訪れて指導している。
 今回渡米したのは、リーダーの島袋春佳さん(東大阪大学2年)を筆頭に、仲里吏香子さん(北山高校2年)と照屋若葉さん(北山高校2年)、運天健統さん(北山高校2年)、謝花ないるさん(名護高校2年)の5人。島袋さんは「後輩と自分の成長を感じられた」と満足そうに振り返った。(鈴木多美子通信員)