国会議員もTPP極秘案閲覧へ 政府が容認、守秘義務徹底


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 【ワシントン共同】政府は環太平洋連携協定(TPP)交渉の妥結前に、極秘扱いとしている協定案の閲覧を与野党の国会議員にも認める方針を固めた。守秘義務を徹底し、5月中にも閲覧できるようにする。TPPを担当する西村康稔内閣府副大臣が4日、ワシントン市内で記者会見し明らかにした。

 TPP交渉は最終局面を迎えている。政府は妥結後に必要となる協定案の国会承認を円滑に得るための備えとして議員にも事前に内容を知っておいてもらうほうが得策と判断。
 西村氏は「いろんな国会の委員会でTPPに関する質問を受けているので、できるだけ多くの議員が閲覧できるようにしたい」と述べた。
(共同通信)