「軽」販売最高2.9万台 県内14年度 車種増や低燃費奏功


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県内の軽自動車新車販売台数

 県軽自動車協会(帆足達也会長)は8日、2014年度の県内の軽自動車新車販売台数を発表した。軽自動車新車販売台数は、前年度比6・0%増の2万9266台となり、統計を取り始めた1972年以降過去最高を記録した。同協会は「車種バリエーションの増加や低燃費であることが奏功した」と分析している。

軽自動車保有台数は15年3月末時点で全自動車に占める軽自動車の割合も52・9%と過去最高となった。
 14年4月の消費税増税に伴う反動減はあったものの、年初に掲げた販売目標を大幅に上回る結果となった。同協会は「15年度は、新車の軽自動車購入者を対象にした税率引き上げで、新車販売台数の落ち込みが懸念されるが、低燃費や安全機能を搭載した新型軽自動車導入で、市場全体が活性化されることを期待する」としている。
 車種別では、乗用車が5・8%増の2万4775台。貨物車は7・2%増の4491台だった。両車種ともに3年連続のプラスとなった。
 県内の軽自動車保有台数は、3月末時点で56万5621台だった。軽自動車の販売台数増加に伴い、1980年以降増加を続けている。
 全国の14年度軽自動車新車販売台数は3・9%減の217万3131台で3年ぶりに減少に転じた。軽自動車保有台数は、14年12月末時点で2988万6734台となり、全自動車に占める軽自動車の割合は36・9%だった。