中国が0.25%追加利下げ 半年で3度目


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 【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は10日、追加利下げを11日に実施すると発表した。金融機関の貸出・預金金利を、1年物でそれぞれ0.25%引き下げる。昨年11月以降で3度目の利下げとなる。不動産市況の悪化で成長が鈍化しており、約半年で3度目の利下げは経済減速に対する中国当局の危機感の表れと言えそうだ。

 貸出金利は1年物で5.10%、預金金利は2.25%となる。経済を下支えするため、利下げによる金融緩和で企業や個人がお金を借りやすいようにして、社会全体の投資や消費に資金が回るようにする。
 人民銀は声明で「依然として大きな下振れ圧力に直面している」と分析。
(共同通信)