台湾で観光の集い開催へ 沖縄県が調整


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 沖縄県が本年度、台湾で観光感謝の集いを実施する方向で調整に入っていることが分かった。11日、県庁で台湾の立法委員(国会議員)の李應元氏と面談した翁長雄志知事が明らかにした。同イベントは県と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)が観光送客への感謝の意を示すため、これまで東京と大阪で毎年、開催している。

 海外から沖縄への入域観光客数は昨年度、過去最高の98万6千人を記録。これを国・地域別では見ると台湾からが最も多く、前年度比42%増の36万2200人が来県した。2位の韓国の19万1700人を大きく上回っている。
 台湾での「集い」の開催は、海外観光客増加への台湾側の貢献に謝意を示し、沖縄観光のさらなる魅力発信を狙うものとみられる。
 翁長知事は李氏との面談で「36万もの方々においでいただいている。東京と大阪で開催している感謝の夕べを台北でやりたい」などと説明した。
 ことし1月に都内で開かれた集いには、航空・旅行業界や関係国会議員ら政財界の関係者約1500人が出席した。