水産庁は12日、2015年の漁期(7月~16年6月)のサンマの漁獲可能量を前年より約26%減らし、過去最低の26万4千トンにする方針を明らかにした。サンマの資源量減少への懸念が高まっていることから、保護のために管理を強化する。
ただ、日本の漁業者によるサンマの漁獲量は近年、漁獲可能量を大幅に下回る状態が続いており、水産庁は「市場に出回る量に影響はないだろう」とみている。
水産庁によると、サンマの資源量は現在「中位・横ばい」で極端に減っている状況ではない。しかし、長期的には減少傾向にあることから、管理を強め、保護に万全を期すことにした。
(共同通信)