全国農業協同組合連合会(JA全農)は15日、農家に仮払いする「コメの概算金」に関し、2015年産は14年産米よりも高く設定すると表明した。14年産米では全国で概算金が大幅に下がり、店頭でのコメ価格の低迷にもつながったとの指摘があったためだ。自民党の会合で説明した。
ただコメの消費量は縮小しているうえ、収穫量など需給次第で価格は変動することから、コメ価格が上昇するかは不透明だ。
概算金は、農家が農協に出荷する際、資金繰りなどに配慮し、農家に一時的に支払われる。その後、JA全農などによる販売見通しが立った場合、実際の売り上げを基に追加分が支払われる。
(共同通信)