米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は15日、シャープの長期格付けを2段階引き下げ、「トリプルCマイナス」とした。日本格付研究所(JCR)も同日、シャープの長期格付けを6段階引き下げ、「ダブルC」にしたと発表した。
シャープの格付けは以前から「投機的水準」だったが、2年ぶりの赤字決算を受けて市場の目がいっそう厳しくなった。
S&PとJCRはいずれも、シャープが主力取引銀行の協力を受け、借入金を株式に振り替えてもらう「債務の株式化」を実施すると発表したことから、債務の一部が実質的に不履行になると判断した。
(共同通信)