県内人気就職先、サンエー2年ぶり1位 大手企業が上位


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2015年「就職志望」企業上位20社

 求人おきなわ(那覇市)は16日までに、県内就職人気企業ランキング2015をまとめた。サンエーが2年ぶりに1位に返り咲き、2位沖縄銀行、3位琉球銀行と地銀2行が続いた。学生が社名を知る流通業や金融業、各業界の大手企業が人気を集めた。

 サンエーは男性1位、女性3位と性別問わず人気が高い。志望理由は「会社の売上高・利益」「社会や地域への貢献度」「経営者が魅力的」など。サンエーもインターンシップの実施や合同企業説明会への参加を積極的に展開している。
 上位に入る金融関連は沖銀、琉銀のほか、大同火災海上保険が7位、沖縄海邦銀行が10位に入った。8位のヒルトン沖縄北谷リゾートや14位のトヨタカローラ沖縄、15位のシーエー・アドバンスなど7社が新たにランクインした。
 新卒学生が企業選びで重視する条件は1位「職種・仕事内容」、2位「勤務時間・休暇」、3位「勤務地」、4位「給与水準」、5位「雇用の安定性」。
 興味のある業界は1位「卸売・小売・流通」が36・0%、2位「金融・証券・保険」が35・0%、3位「旅行・ホテル」が31・0%だった。
 16年卒から採用広報が3月、選考活動が8月に解禁とスケジュールが変更になったことについては「正直混乱する」「(志望企業の)採用試験が同日になりどちらを選ぶか悩んでいる」などの声があった。
 調査対象は16年3月卒業予定の新規学卒者。調査期間は3月1日~4月17日。有効回答数は1741人。内訳は男性794人、女性947人。