サガリバナ開花 樹齢400年、小嶺勉さん宅


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
渡嘉敷島で一番早く開花したサガリバナ=13日、渡嘉敷村の小嶺勉さん宅

 【渡嘉敷】渡嘉敷村で8日、サガリバナ(サワフジ)の開花が確認された。渡嘉敷集落の西、1班の小嶺勉さん(61)宅の渡嘉敷川沿いに昔から自生しており、樹齢400年余といわれている。

 根元回り180センチ、直径65センチ、高さ約5メートルのサガリバナは、島内のサガリバナでは大きさ、花付きともナンバーワンだ。
 同集落西の、現在の林道入り口付近の渡嘉敷川沿いには、かつてサガリバナの大木が群落を形成していた。河川工事などで、現在は4株程度が残っている。
 勉さんは小嶺家の7代目、先祖代々このサガリバナの木を大事に見守ってきた。樹齢400年余と伝え聞いているので、カジノキと併せて、小嶺家の歴史を秘めた由緒ある木という。
 7月ごろ満開となり見頃を迎え、花びらが川から渡嘉敷港へ流れるのを楽しむことができる。
(米田英明通信員)
英文へ→400 year-old Sagaribana blooms in Okinawa