直木賞作家、車谷長吉さん死去 「赤目四十八瀧心中未遂」


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 「赤目四十八瀧心中未遂」などで知られる直木賞作家の車谷長吉(くるまたに・ちょうきつ、本名嘉彦=よしひこ)さんが17日午前8時47分、誤嚥による窒息のため東京都文京区の病院で死去した。69歳。兵庫県出身。葬儀・告別式は行わない。

 妻で詩人の高橋順子さんが同日朝、自宅の居間で倒れているのを発見。病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。
 慶応大卒業後、広告代理店や料理屋で働きながら作家を目指し、1993年に私小説「鹽壺の匙」で三島由紀夫賞を受賞。98年に「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞、2001年に「武蔵丸」で川端康成文学賞を受けた。
(共同通信)