15年度の観光客目標760万人 外国からは120万人


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 沖縄県は19日、2015年度のビジットおきなわ計画の一部を発表した。入域観光客数目標を14年度の実績値(716万人)に比べ約6%増の760万人に設定した。そのうち外国人観光客数は実績値(98万人)比約21%増の120万人で、沖縄21世紀ビジョン実施計画で設定した16年度目標値(120万人)の1年前倒し達成を目指す。

 目標値の達成に向け、県は国内外での誘客活動を強化するほか、離島観光の推進や観光人材の育成、受け入れ体制の充実などの施策を進める方針。
 県文化観光スポーツ部の前田光幸部長は「7月に開設するシンガポール事務所を一つの拠点として、積極的に誘客していきたい」と話し「国内市場での安定的な(観光客)確保が課題になる。今後も季節ごとの魅力を紹介する旬香周島キャンペーンなどをしっかりやっていきたい」と抱負を語った。
 15年度は、国内の空路提供座席数が前年度比ほぼ横ばいの950万席、海外は130~140万席が予測されている。クルーズ船の年間寄港回数は41回増の203回が予定されている。
英文へ→Okinawa aims to attract 7.6 million tourists in fiscal 2015