東洋ゴム、残りも震度7倒壊せず 22棟、全ての安全確認


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 東洋ゴム工業は20日、免震装置ゴムのデータ改ざん問題で、耐震性調査が終了していなかった12都府県の22棟について、阪神大震災や東日本大震災で観測した震度6強~7程度の地震でも「倒壊する恐れはない」との結果を公表した。これで対象の計154棟全ての安全性が確認された。同日付で国土交通省に報告した。

 一連の問題では、ことし3月に性能不足が判明した55棟に加え、4月に新たに99棟で性能不足や性能が判定できない製品の使用が判明した。東洋ゴムは、問題の装置はすべて交換するとしている。
 また今月中をめどに、関係者の処分や再発防止策などを公表することにしている。
(共同通信)