アルコール検知費用計上認めず 宮古島市議会


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 【宮古島】宮古島市議会(真栄城徳彦議長)は21日の臨時議会で市提出の補正予算案を審議し、市が検討していたアルコール検知器140台の購入代約40万円を削除した与党提出の修正案を全会一致で可決した。

 市議会の冒頭、与党議員14人は連名で「職員は公僕として市民の手本となる行動を取るべきだ。アルコール測定も自己責任で行うべきだ」とし、補正予算案からアルコール検知器代を減額した修正案を提案した。
 野党・中立系も同調し「税金の投入は市民の理解が得られない」、「職員が自分で検知器を購入すべきだ」との声が相次いだ。
 議会終了後、下地敏彦市長は「これまで何度も酒気帯び運転するなと職員に言ってきたが、なかなか減らず、次の一手として提案した。実施できればすごく効果があったと思う」と残念がった。議会の判断を受け「職員にしっかり自分自身を管理するよう注意喚起していきたい」と話した。