政府は22日、今夏の電力需給対策に関して閣僚会議を開き、原発がない沖縄電力を除く9電力の管内で利用者に自主的な節電を促すことを決めた。節電の数値目標は3年連続で見送った。
節電を促す期間は7月1日から9月30日までの平日の午前9時から午後8時。お盆の8月13~14日は除いた。
宮沢洋一経済産業相は22日の閣議後の記者会見で「電力事情は厳しい。引き続き節電や省エネルギー対策に協力をお願いする」と述べた。
対策は原発が再稼働しないことを前提とした。地域間で電力を融通すれば、各社とも安定供給に最低限必要とされる3%を確保できる見通しだ。
(共同通信)