対外純資産、366兆円 14年末、円安で過去最高


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 財務省は22日、日本の政府や企業、個人投資家が海外に持つ資産から負債を差し引いた2014年末時点の対外純資産残高が366兆8560億円だったと発表した。前年末と比べて12・6%増え、3年連続で過去最高を更新した。前年を上回るのは4年連続。

 円安の進行で外貨建て資産の円換算額が膨らんだのが主因で、日本企業による外国企業の買収など直接投資も増えた。
 日本は1991年から24年連続で世界最大の債権国となった。主要国の14年末の対外純資産は、中国が2位で214兆3063億円、ドイツが154兆7055億円と続いた。
(共同通信)