タイ、新幹線導入の調査開始 日本と覚書締結へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【バンコク共同】タイの高速鉄道計画で日本の新幹線方式を導入するかどうかの調査開始を盛り込んだ覚書を両国政府が締結することが22日、分かった。プラジン運輸相が太田昭宏国土交通相と来週、東京で会談し、合意する見通し。両国関係者が明らかにした。

 調査するのは首都バンコクと北部チェンマイ市約700キロを結ぶ路線。暫定政権のプラユット首相が2月に訪日した際に新幹線に乗車するなど、タイ側は関心を寄せていた。
 チェンマイ市は外国人に人気が高いものの、人口は20万人ほどにすぎない。格安航空会社(LCC)などの便も充実しており、鉄道利用客の確保を疑問視する声は根強い。
(共同通信)