「沖縄が何を考えているのか伝える」 水上外務省沖縄大使が就任あいさつ


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翁長雄志知事(右)に就任のあいさつをする水上正史沖縄担当大使=22日、県庁

 12日付でアルゼンチン大使から外務省沖縄担当大使に就任した水上正史氏が22日、就任あいさつで県庁に翁長雄志知事を訪ねた。翁長知事が「ぜひいい形で仕事をしてほしい」と激励した。その上で米軍基地問題について「沖縄側に立って物事を見てもらいたい」と要望した。これに対し水上氏は「本省に対し、こちら側(沖縄)が何を考えているかを伝えるのが私の仕事だ」と応じた。

 面談後、水上氏は記者団に対し、名護市辺野古の新基地建設をめぐる対応について「私自身ができる部分はどこまでかを考えながら、その範囲でできることをする。いろいろ知恵を出していく」と述べた。その上で「最終的には決めるのは私ではなく、現地の声を伝えるのが私の大きな仕事だ」と答えた。
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