経済

MICE、東浜に決定 東海岸発展へ県後押し

 県は22日、2万人収容の大型MICE(企業の報奨旅行や国際会議など)施設を与那原町と西原町にまたがるマリンタウン東浜に建設することを決定した。同日、翁長雄志知事が県庁で発表した。県はこれまでMICEの建設候補地としてマリンタウン東浜と豊見城市豊崎地区の2カ所に絞り込んでいた。マリンタウン東浜を選定した理由について知事は、那覇空港の第2滑走路が完成する2020年までの供用開始が可能な点や、東海岸地域の経済発展につながることなどを挙げた。

 翁長知事は「本島中南部や北部西海岸にはリゾート産業や情報通信関連産業などの多くの企業が立地してきた。西高東低で、県土の均衡ある発展という面で東海岸は遅れている」と述べ、東海岸地域の経済発展の後押しをする必要がある点を強調した。その上で「豊崎は積極的に民間投資を呼び込み発展することが可能だ」とMICE施設に頼らなくても、経済発展が可能だと説明した。
 マリンタウン東浜は当初、宿泊施設がないことや那覇空港からのアクセスが課題とされていた。検討の結果、那覇空港と南風原町を結ぶ那覇空港自動車道や、南風原与那原バイパスの開通によって県が求める空港から30分圏内の課題を克服できると判断した。
 MICE施設は敷地面積13・9ヘクタールに(1)4千人収容の多目的ホール(2)2万人収容の展示場(3)20~30室の中小会議室(4)2千台収容の駐車場-を整備する。17年度に着工し、20年度中の供用開始を目指す。県が13年度に試算したMICE施設運営による経済波及効果は年間約400億円と推計されており、5400人の雇用創出を見込んでいる。
 これまで与那原町・西原町のほか、豊見城市、那覇市、浦添市、宜野湾市もMICE施設の誘致活動をしていた。


MICE施設の建設地に決まった与那原町と西原町にまたがるマリンタウン東浜