米上院、貿易法案を可決 TPP後押し、下院へ


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 【ワシントン共同】米議会上院は22日夜(日本時間23日午前)、環太平洋連携協定(TPP)交渉の妥結を後押しする「貿易促進権限(TPA)法案」を賛成62、反対37で可決した。法案は下院に送られ、6月上旬にも審議が始まる見通しだが難航は必至。依然として成立は予断を許さない。

 過半数の議席を占め、早期成立を目指す野党共和党のほとんどの議員が賛成する一方、TPAに批判的な与党民主党の多くが反対に回った。与野党の攻防は下院に舞台を移す。
 TPA法案が両院で可決し成立すると、議会は通商交渉の権限をオバマ大統領に一任することになる。
(共同通信)