「本気になって挑戦を」 諸見里県教育長、北中城高で講話


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「無駄に過ごさないで」と高校生を激励する諸見里明教育長(右)=22日、北中城高校

 【北中城】諸見里明県教育長は22日、村渡口の北中城高校で「高校生活を有意義に過ごそう」と題した講話をし「高校の時期は何でもできる。国内外の情報を知り、ゼロからのスタートで本気になって挑戦してみよう」などと呼び掛けた。

 諸見里教育長は自身の学生時代の話を中心に「高校時代、なぜもっと勉強しなかったのか」との思いを抱きながら、2浪して大学に入った体験などを話した。
 ノーベル賞を受賞したイギリスのガードン博士が、学生時代の成績が最下位だったことにも触れ「人は強固な決意と意思と、誰もが予想しない可能性を持っている。人生はこれからだ。自分自身を本気にさせれば何でもできる」と熱く語った。
 3年生の崎原徹朗君(17)は「教育長は優秀な成績で学生時代を過ごしているというイメージだったが、実は挫折をしていたと分かった。本気になれば、可能性は広がると学んだ。残り少ない高校生活のため、今から実行に移したい」と話した。