バター、緊急輸入必至か 業界「15年度7千トン不足」


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 生乳生産者などでつくる業界団体Jミルクは25日、品薄が問題のバターが2015年度も計7100トン不足する恐れがあると発表した。酪農家の減少が主な理由で、昨年度に続き国がバターを緊急輸入する必要がありそうだ。

 バターは民間が輸入する場合、高関税が適用されるため、国が一括して一定量を低関税で輸入する仕組みが中心。15年度の国際約束に基づく最低輸入量はすでに上限に達しており、国は不足を避けるため、緊急輸入をするか5月末までに判断する。
 見通しでは、通期の需要量は7万4700トン。
(共同通信)