「田園回帰」の新たな動きに期待 14年農業白書、地域活性化で


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 政府は26日、2014年度の「農業白書(食料・農業・農村の動向)」を閣議決定した。都市住民が新たな生活スタイルを求めて都市と農村を行き交う「田園回帰」の動きを取り上げ、農村の活性化に期待を示した。

 14年に都市住民1147人を対象に農山漁村への定住願望を聞いたところ「願望がある」「どちらかというとある」と答えたのは31・6%だった。前回調査の05年より11ポイント上がった。世代別では特に20代男性の関心が高い。
 鹿児島県志布志市と地元JAが協力して特産のピーマンを作り新規就農者を増やしたことや、島根県邑南町が食と子育てに力を入れて定住を促す例を紹介した。
(共同通信)