USJ名護誘致を要請 名護市議会が安慶田副知事に


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 名護市議会の屋比久稔議長と会派代表の8人が26日午前、県庁に安慶田光男副知事を訪ね、沖縄進出を計画する米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」=大阪市=の名護市誘致に向けた支援を要請した。屋比久議長は「誘致が実現されれば沖縄観光に新たなインパクトを与えるとともに、北部地域と名護市の経済活性化に大きな起爆剤となる」と述べ、4月に全会一致で可決した翁長雄志知事宛ての意見書を手渡した。

 安慶田副知事は「知事も誘致を公約しており積極的に取り組む。北部でやっていく方向性と聞いているが具体的にどこで、どの規模でというのは決まっていない。今後の推移によっては皆さんの意見が反映できるよう県としても努力する」と述べた。
 進出先としては名護市の「ネオパークオキナワ」と隣接する遊休地も候補地として取りざたされていたが、USJ側と政府との間では、本部町の国立海洋博公園の国有地を使う方向で調整が進められているとみられる。市議会の一行は「名護市は税制面の優遇が得られる特区もあり、観光人口を増やす拠点として環境的にもいい」と名護での展開にも理解を求めた。
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