バター追加輸入最大に 1回1万トン、農水省発表


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 農林水産省は27日、品薄が問題となっているバターを、10月末までに1万トン追加で輸入すると発表した。1回の追加輸入分としては過去最大となる。昨年は、需要が高まるクリスマス前後にバターが売り切れた小売店が続出したため、同様の事態に陥らないようにしたい考えだ。

 業界団体によると、乳用牛の減少もあって生乳生産が減少しており、2015年度は7100トンのバター不足に陥る恐れがある。農水省は今夏が猛暑となり生乳生産が減少した場合などに備え、余裕をみて輸入する。
 農水省は、年末の需要期に間に合うよう昨年は11月だった輸入期限をことしは10月に早める。
(共同通信)