県外客7万2613円 4年ぶり回復 14年度県調査


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国内客の一人当たり消費額と内訳

 県文化観光スポーツ部が27日に発表した2014年度の観光統計実態調査(速報値)では、国内から沖縄を訪れた県外観光客の1人当たり消費額は前年度比7・9%増の7万2613円となり、4年ぶりに7万円台を回復した。

宿泊費や県内交通費、飲食費への支出が増加した。
 消費額を内訳別にみると「宿泊費」は21・6%増の2万2657円だったのに対し、「土産・買い物費」は6・4%減の1万3836円となっている。沖縄観光の満足度は、旅行全体で「大変満足」と「やや満足」を合わせて94・9%を占めた。
 沖縄を2回以上訪れている人に、以前宿泊したことのあるホテルや旅館を再訪した理由を聞くと、「立地が良い」(56・8%)、「価格が手ごろ」(46・8%)、「部屋が良い」(33・9%)の順だった。また、宿泊施設を再訪する決め手となる特典については「宿泊料金の割引」が49・7%で最も高く、「食事サービス」28・5%、「部屋のアップグレード」24・0%などが続いた。