厚生労働省が29日発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・02ポイント上昇の1・17倍で、2カ月ぶりに改善した。1992年3月以来、23年1カ月ぶりの高水準。
総務省が同日発表した4月の完全失業率(季節調整値)は0・1ポイント低下の3・3%で、3カ月連続で改善した。3・3%まで改善したのは97年4月以来、18年ぶり。
有効求人倍率は、求職者1人当たりの求人数を示す。景気の緩やかな回復基調を受け医療・福祉や宿泊・飲食サービスを中心に求人が増え、求人倍率や失業率の改善につながった。
(共同通信)