棚原さんダブル受賞 「にーびち映画祭」最高賞と残波大獅子賞


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グランプリを受賞した棚原由介さんら=5月31日、読谷村の残波ロイヤルホテル

 【読谷】結婚披露宴で放映された映像余興のユーモアや完成度を競う祭典「第5回にーびち映画祭」(同実行委員会主催)の本選授賞式が5月31日、読谷村の沖縄残波岬ロイヤルホテルであった。

県内外の応募33作品の中から、上位5作品が発表された。棚原由介さん(30)の結婚披露宴に合わせて、地元・浦添で中高を共に過ごした仲間が制作した「俺たちからのHAPPY」がグランプリの鳳凰賞に輝いた。
 棚原さんらは由介さんの双子の弟の披露宴に合わせて制作した「大ちゃんのコマ撮り! 感動しちまったぜ!」も残波大獅子賞に輝き、ダブル受賞となった。
 グランプリに輝いた「俺たちからのHAPPY」は、ファレル・ウィリアムスのヒット曲「HAPPY」に合わせて、友人や家族が首里城や海、国際通り、友人同士の思い出の場所でダンスをする場面を撮った。
 棚原さんらとにーびち映画祭の縁は2年前に始まった。2年前に、棚原さんが1人で映像余興を制作。その時の作品が、2013年のにーびち映画祭でグランプリを受賞した。
 以降、友人同士が一緒になって結婚披露宴があるたびに互いに映像を作っている。1作品の制作期間は1~2カ月。互いに仕事や家庭で忙しくなる中、合間を縫って集まって作っている。
 棚原さんは「(今回エントリーした)2作品が賞をもらってうれしい。正直大変だった。お互いにやってもらうと感謝して、頑張ろう、すごいものを作ってみようという気持ちになる」と話し、来年のエントリーも宣言した。
 そのほかの受賞作品は次の通り。
▽準グランプリ「怒って、帰らないで…」(恩納村)
▽赤犬子賞「かわ&さや結婚おめでとう! 『gift』」(神奈川県川崎市)
▽泰期賞「仮面ライダーツバサ」(宜野湾市)