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【ワシントン=島袋良太】沖縄の歴史や文化、政治や芸術などに関する書籍を展示する専門コーナー「沖縄コレクション」が2日、米ワシントン市内のジョージ・ワシントン大図書館に開設した。
県が2014年度から始めた補助事業を活用しており、首都ワシントンに沖縄研究の拠点を設けることで、沖縄への理解を深める狙いがある。
県史や文化・芸能、基地問題など多岐にわたる沖縄関連書籍300~400冊を展示している。冊数は増やしていく。同大学で沖縄問題を長く研究してきたマイク・モチヅキ教授や県などが寄贈した。
県の事業費は14年度予算が200万円、15年度予算が800万円。本の購入、翻訳、分類などに充てる。
訪米中の翁長雄志知事が2日、開設式に参加し「今後多くの人が沖縄に興味を持ってもらい、沖縄への理解につながってほしい」と開設を喜んだ。
モチヅキ氏は「沖縄は日本と日米関係を理解し、アジア太平洋地域の関係を築くための窓となる」と意義を強調した。ジョージ・ワシントン大のジェニーバ・ヘンリー副学長は「政府関係者や研究者らの役にも立つ」とあいさつした。