シャープ赤字1800億円見通し 2年連続巨額損失に


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 経営再建中のシャープが、2016年3月期の連結純損益で1800億円規模の赤字を見込んでいることが4日、分かった。液晶や太陽電池事業に関連して損失が膨らむ見通しになった。15年3月期の2223億円に続く2年連続の巨額赤字となり、損失額は計4千億円規模に上る。

 液晶事業では、亀山第1工場(三重県亀山市)の効率運営を目指して生産設備を米アップルから買い取ろうとしたが、交渉を断念した。再建の道のりにほころびが見え始めており、策定したばかりの中期経営計画に不透明感が増している。
 シャープは液晶パネルや太陽電池の販売が落ち込み、15年3月期は2年ぶりの赤字だった。
(共同通信)