資産会社 マリオット買収 運営、雇用形態変わらず


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 資産運用会社のジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ(東京、古川尚志社長)は4日、名護市のリゾートホテル「オキナワマリオットリゾート&スパ」(坂本公敏総支配人)の土地、建物を149億5千万円で取得すると発表した。取得予定日は7月10日。外国人観光客が増加傾向にあるなど、沖縄観光の成長可能性を取得理由に挙げている。運営会社は変わらず、従業員の雇用形態や待遇に変更はない。

 ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズは、ジャパン・ホテル・リート投資法人(東京)の資産運用の委託を受けている。現在全国に37カ所のホテルを所有しており、そのうち県内では那覇市のメルキュールホテル沖縄那覇、読谷村のホテル日航アリビラ、北谷町のザ・ビーチタワー沖縄を所有している。
 マリオットの客室数は361室。ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズは取得について「国内外のレジャー需要の強さを持ち、ユー・エス・ジェイの新テーマパーク開発などが計画されている沖縄について、今後大きな成長が期待できる市場だと考えている」とした。